繰り返す通院治療費の記録
愛くるしい大きな瞳と小柄な体格で絶大な人気を誇るチワワですが、その小ささゆえに身体への負担がかかりやすく、膀胱結石などの泌尿器トラブルや、外耳炎、肝機能の数値異常など、日々の暮らしの中で様々な病気を抱えることがあります。一つひとつの症状は通院で管理できるものであっても、複数の病気が重なると通院回数が増え、家計への負担も大きくなりがちです。
今回は、チワワの膀胱結石、耳のトラブル(外耳炎・痒み)、肝酵素の上昇など、複数疾患の治療にかかった通院費用の一例を記録し、チワワの飼い主さんにとって、もしもの時に備えるための参考情報をお伝えします。
チワワに気をつけたい日常的なトラブル
チワワは比較的長生きな犬種ですが、生涯を通じて以下のような慢性疾患やトラブルに注意が必要です。
- 膀胱結石: 尿の中にミネラルの結晶ができ、石のようになってしまう病気です。血尿や頻尿の症状があり、チワワのような小型犬は尿道が細いため、石が詰まりやすく注意が必要です。定期的な尿検査や専用の療法食、投薬によるコントロールが続きます。
- 耳のトラブル(外耳炎など): 耳の痒みや赤み、汚れが出る病気です。アレルギーや細菌繁殖が原因となることが多く、点耳薬の投与や定期的な耳掃除のための通院が必要です。
- 肝酵素の上昇: 血液検査で肝臓の数値(ALTやASTなど)が高く出る状態です。無症状のことも多いですが、肝臓系の疾患のサインである可能性があり、経過観察や肝臓を保護するお薬の継続が必要になります。
【記録】複数疾患の通院治療にかかった費用
ここでは、チワワの膀胱結石、耳のトラブル、肝酵素の上昇、その他(疼痛や亀頭包皮炎)の治療で、複数回通院した際の費用を疾患グループごとに合算した一例をご紹介します。
| 傷病名・部位 | 通院保険金(合算) |
| 膀胱結石 | 51,106円 |
| 肝酵素の上昇 | 20,966円 |
| 耳のトラブル(外耳炎・痒み) | 15,433円 |
| その他(疼痛・亀頭包皮炎) | 5,984円 |
| 合計 | 93,489円 |
内訳:通院保険金(膀胱結石:5,995円 + 6,985円 + 1,430円 + 6,325円 + 5,885円 + 15,950円 + 8,536円)=51,106円
内訳:通院保険金(肝酵素の上昇:8,811円 + 7,524円 + 4,631円)=20,966円
内訳:通院保険金(耳のトラブル:4,708円 + 5,005円 + 5,720円)=15,433円
内訳:通院保険金(その他:疼痛3,300円 + 亀頭包皮炎2,684円)=5,984円
この記録からもわかるように、手術を伴わない通院治療であっても、複数の疾患が重なり数ヶ月にわたってケアが必要になると、総額で10万円近い出費になることがあります。動物の治療費は全額自己負担となるため、こうした日々の通院費の積み重ねが経済的な負担になることを知っておくことが大切です。
万が一に備える「ペット保険」という選択肢
予期せぬ病気や日常的なトラブルに備えておくことは、大切な家族を守るためにできることの一つです。
犬には人間のような公的な保険制度はありません。だからこそ、ペット保険という選択肢を検討しておくことが大切です。ペット保険に加入していれば、今回のような複数疾患にわたる通院費の一部または全額を補償してもらうことができます。
経済的な心配を軽減し、チワワの小さな身体の異変に気づいた際、ためらうことなく動物病院へ連れて行ってあげられるよう、ペット保険について一度検討してみてはいかがでしょうか。
