長期入院となった治療費の記録
オレンジ色のほっぺ(チークパッチ)と豊かな感情表現で、コンパニオンバードとして絶大な人気を誇るオカメインコですが、環境の変化やストレスから胃腸障害などの消化器トラブルを起こしやすいデリケートな一面を持っています。鳥類は体調不良を隠す習性があるため、症状に気づいた時には重症化していることが多く、長期間の入院治療が必要になるケースが少なくありません。
今回は、オカメインコの胃腸障害(疑いを含む)の治療で、約1ヶ月にわたる長期入院にかかった費用の一例を記録し、鳥類とお暮しの飼い主さんにとって、もしもの時に備えるための参考情報をお伝えします。
オカメインコの胃腸障害とは?原因と症状
鳥類の胃腸障害は、細菌や真菌(メガバクテリアなど)の感染、寄生虫、急激な温度変化による冷え、ストレス、誤飲など様々な原因で起こります。
主な症状としては、以下のようなものが見られます。
- 羽を膨らませてじっとしている(膨羽)
- 嘔吐、吐き戻しをする(顔の周りの羽が汚れる)
- 食欲不振、体重の減少
- フンの異常(未消化の餌が混ざる、下痢、フンの色が緑色になるなど)
鳥類は代謝が早く、数日ごはんを食べられないだけで命に関わるため、異変に気づいたら一刻も早い受診が必要です。重度の胃腸障害の場合、病院の専用の保温室(インキュベーター)での厳重な温度管理と、チューブを使った強制給餌、投薬などを継続する必要があり、入院が長期化する傾向があります。
【記録】胃腸障害の長期入院にかかった費用
ここでは、オカメインコの胃腸障害の治療で、約1ヶ月(32日間)にわたって入院管理を行った際の費用を合算した一例をご紹介します。
| 項目 | 費用 |
| 入院費(合算) | 108,750円 |
| 合計 | 108,750円 |
内訳:入院費(4,960円 + 2,700円×16回 + 4,200円 + 7,210円 + 4,350円 + 3,650円 + 3,250円 + 3,470円 + 8,560円 + 7,470円 + 3,450円 + 3,590円 + 4,340円 + 3,140円 + 3,210円 + 4,270円)=108,750円
この記録からもわかるように、鳥類の入院費は1日あたり数千円であっても、回復までに時間がかかり1ヶ月近い入院が必要になると、総額で10万円を超える大きな出費となります。鳥類などのエキゾチックアニマルを診察できる病院は限られており、専門的な設備も必要なため、治療費は全額自己負担となり、経済的な備えが非常に重要です。
万が一に備える「ペット保険」という選択肢
予期せぬ病気やケガに備えておくことは、大切な家族を守るためにできることの一つです。
オカメインコを含む鳥類には、人間のような公的な保険制度はありません。だからこそ、ペット保険という選択肢を検討しておくことが大切です。鳥類も加入できるペット保険を用意している保険会社もあります。保険に加入していれば、今回のような高額な長期入院費や、通院費の一部または全額を補償してもらうことができます。
経済的な心配を軽減し、オカメインコの小さな身体の異変に気づいた際、ためらうことなく専門医の治療を受けさせてあげられるよう、ペット保険について一度検討してみてはいかがでしょうか。
