長期にわたる通院治療費の記録
優雅で賢いスタンダード・プードルですが、遺伝的な要因から**アジソン病(副腎皮質機能低下症)**のような内分泌疾患を抱えることがあります。アジソン病は、生涯にわたる投薬と定期的な検査が必要となるため、治療費が非常に高額になる慢性疾患です。
今回は、スタンダード・プードルのアジソン病の治療にかかった費用の一例を記録し、大型犬の飼い主さんにとって、もしもの時に備えるための参考情報をお伝えします。
スタンダード・プードルのアジソン病とは?
アジソン病は、副腎皮質から分泌されるホルモン(ミネラルコルチコイドやグルココルチコイド)が不足することで起こる病気です。
主な症状としては、
- 元気がない、食欲不振
- 嘔吐や下痢
- 体重減少
- 脱水症状
などが挙げられます。症状が急激に悪化するアジソンクリーゼは命に関わるため、病気の早期発見と、ホルモンを補充するための継続的な投薬治療(内科療法)が不可欠です。
【記録】アジソン病の治療にかかった費用
ここでは、スタンダード・プードルのアジソン病の治療で複数回通院した際の費用を合算した一例をご紹介します。この費用には、主に定期的な血液検査やホルモン剤の投薬費用などが含まれます。
| 項目 | 費用 |
| 通院保険金(合算) | 516,520円 |
| 合計 | 516,520円 |
内訳:通院保険金(52,580円 + 56,100円 + 51,150円 + 52,690円 + 53,350円 + 53,350円 + 49,500円 + 47,850円 + 53,350円 + 49,500円)=516,520円
この記録からもわかるように、アジソン病のような慢性疾患は、一度の通院費が高額になる上、治療が長期にわたるため、生涯の治療費は非常に膨大になります。大型犬の治療費は特に高額になる傾向があり、動物の治療費は全額自己負担となるため、経済的な負担が大きいことを知っておくことが大切です。
万が一に備える「ペット保険」という選択肢
予期せぬ病気やケガに備えておくことは、大切な家族を守るためにできることの一つです。犬には人間のような公的な保険制度はありません。
だからこそ、ペット保険という選択肢を検討しておくことが大切です。
ペット保険に加入していれば、今回のような長期にわたる慢性疾患の通院費の一部または全額を補償してもらうことができます。
経済的な心配を軽減し、スタンダード・プードルに必要な治療をためらうことなく受けさせてあげられるよう、ペット保険について一度検討してみてはいかがでしょうか。
